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農業へのおもい
私たちは自然栽培で生姜を育てています。自然栽培という言葉には法的定義はありません。私たちが考える自然栽培とは、土中微生物の多様性と活性を維持する資材活用や圃場設計を施し、自然循環と代謝を田畑に集積しながら、土の中で養分を作り出す仕組みをつくり、特定の作物を栽培する方法です。
本来、畑はそれ単体では機能しません。山から海への水の流れとその周辺に生きる大小様々な生き物の命の循環があって、初めて植物の育つ肥沃な土が作られます。しかし、近年、化学肥料や農薬を使用した栽培方法や圃場整備によって、土壌を肥やす土中微生物が激減し、土の新陳代謝が行われずに養分を生み出すことの出来ない田畑が増えています。同時に、少子高齢化や利益を出せない農業によって、耕作を放棄され再生が困難な田畑や、持ち主不明の田畑も増加し続けています。
これらの課題を解決するために大規模化スマート農業が推進されていますが、この農法が適用される地域は限られており、国内農地の4割を占める中山間地では機能しません。また、価格競争に飲み込まれない産業を作るには、運搬や耕運、土木作業は機械に任せた上で、やはり作物を育てる手は人の手がいいのです。そして、何より、農業が担う多面的役割(自然景観維持、コニュニティー、ソーシャルセーフティーネット、ヘルスケア)は、人の手を必要としてこそ、その本質的役割が維持されるのです。
私たちは、生産性を失った田畑を自然栽培の生姜で再生する取り組みを進めています。そして、農業のもつ多面的役割と、誰もが安心して生きれるコミュニティーの創造、そして農業が多くの若者の憧れの職業になる未来に向けて、様々な挑戦を続けています。








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