生姜の効能
生姜は肝臓で抗酸化酵素の分泌を活性化する働きがあり、その結果体内の酸化物質を減らしてストレスによる負荷を取り除いてくれます。生姜は生まれた時から私たちの体の備わっている機能を維持・高めて私達の健康をサポートしてくれる大変優れた食品です。
生姜の主な成分はジンゲロールとショウガオールです。これらの成分は、抗酸化物質の生成を高め効果があります。また、血行を良くする働きで新陳代謝を促し、低体温症の改善や癌を始め、冷え性、生活習慣病、アレルギーの改善に効果があります。
熱中症対策) 紫外線による活性酸素の発生を抑える
動脈硬化) 活性酸素で悪玉コレステロールが酸化すること防ぐ
疲労回復) 疲労は、血液中に活性酸素が増えると細胞が酸化して機能低下を引き起こし疲れや すくなる。抗酸化物質はこの活性酸素を除去する働きがある
シミ、肌荒れ) 細胞の酸化を防ぐ
漢方で生姜はショウキョウやカンキョウ言われて、多くの漢方薬に生姜は使われています。その薬効はとてもシンプルなもので、体内滞りを解消させて気の流れを良くすることで、細胞の酸化を防ぐことで機能性障害を防ぎ、ストレスやイライラに強い身体を作ります。体内の水の流れを良くしてくれることから、むくみやめまいの改善も報告されています。大学の研究機関でも大変注目されていて、今まで明らかにされている効能以外にも、まだまだ未知の効能が期待されています。
生姜はいくら食べても良い食材です。毎日の食事の中に生姜を取り入れることで、無理なく健康を維持しましょう。長い間生姜を食べ続けていると、気が付いた時には冷え性が改善されていたり、ちょっとしたことで悩まなくなったり、疲れやすかった体が疲れなくなったりもます。
以下は、大学の研究機関で線虫から実証された主な効能結果になります。
[熱ストレスへの抵抗性を高める]
線虫に普通の餌とジンゲロールないしショウガオールを添加した餌を与えて、
耐熱能力とを比較した結果、これを与えた線虫は、与えなかった線虫より
耐熱能力が上がった。
[寿命を延ばす]
線虫に普通の餌とショウガオールないしジンゲロールを添加した餌を与えて、
その寿命を比較した結果、普通に餌を与えられた線虫の寿命が8時間に対して、
ショウガオールないしジンゲロールを加えた餌を与えた線虫の寿命は
25時間に延びた。更に、ショウガオールないしジンゲロールを餌に加えた
線虫にjuglone(酸化物質)を与えても尚、線虫の寿命は延びた。(1000回中999回)
[抗酸化酵素が上がる]
ショウガオールないしジンゲロールを与えた線虫には抗酸化酵素が増えた。
結果、酸化物質が減った。酸化物質が減るとシミやくすみがとれる。
[体を温める ]
ショウガオールとジンゲロールは血流をよくすることで低体温症改善に効果がある。
どの程度生姜を食へると体か温まり出すかについて、ジンゲロール
なら2.835mg、ショウカオールなら0.23mg です。生の生姜であれば3g〜7g
程度食べると温め効果が得られます。*個体差があるので目安としてください。
*線虫は遺伝子の約 70% がヒトの一部の遺伝子と相同性を有しており(共通の祖先に由来している)、 線虫はヒトに関連する疾患の研究でモデル生物として活用されています。