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about us

2011年3月   東京から高知県中土佐町に移住

2012年2月     生姜の自然栽培で就農「空の下」開業

2021年3月   空の下合同会社設立

2023年7月   黒潮町に清涼飲料水製造場取得

2024年2月   潮と空農園と 空の下合同会社が合体。「i合同会社」に社名変更​

2024年12月 酒販免許取得

2025年4月 生姜栽培面積5反

​ご挨拶

 

はじめまして。i合同会社代表の榊原留美子と申します。

弊社は2012年、「空の下」という屋号で生姜栽培を始めました。
私が栽培を始めた当初の作付け面積はわずか2畝。9コンテナ(144kg)の種しょうがを
植えたことを、今では懐かしく思い出します。その年の収穫量は全部で18コンテナ(256kg)ほどでした。倍に増えた、というより、それしか出来なかったのです。

当時の私は「自然に出来ただけでいい」と考えていました。農業の「の」の字も知らない都会育ちの私は、余計なことはせず、種を植えたあとは土が育ててくれると信じていました。

しかし、やがて「出来ただけでいいのは農業ではない」と思うようになります。

翌年は作付け面積を5畝に広げ、収穫量は1トン弱になりました。この年、生姜が育つための「お世話」を知った私は、飛躍的に収穫量を伸ばすことができました。肥料を入れたわけではなく、畑に入る回数を増やしただけで、生姜は見違えるほど大きく育ってくれたのです。

それからの数年間は、とにかく適期適作に努めました。ちょうどの時期に植え、ちょうどの時期に除草し、ちょうどの時期に土入れをする。その繰り返しの中で、私は「丁度」を掴んでいきました。

農業は、知ってから出来るようになるまでの距離が非常に長い仕事です。頭で理解したことに体がついてくるまでに10年はかかります。そして、なぜそれが「丁度」なのかを知るのにも、さらに10年かかります。なぜなら、農業は自然相手の仕事だからです。人間とは異なるバイオリズムを持つ生命を相手にしているからに他なりません。

 

相手を知り、自分を知り、自然を受け入れたうえで「丁度」を見計らうこと。それが最も大切な農業の技術です。男女問わず、子どもでも大人でも関われる仕事ですが、決して誰にでも出来る仕事ではありません。

2021年3月、個人として積み上げてきた経験をさらに発展させ、次世代につながる組織を目指して法人化しました。農業はいまも昔も家族経営が圧倒的に多く、その形が最良だと考える人も少なくありません。しかし一方で、家族経営が続かず農業が途絶えていく現実も加速しています。私自身、シングルマザーという立場で農業を続けており、家族経営とは無縁の環境にいます。

2024年2月、「空の下合同会社」は「i合同会社」へ社名を変更しました。

「i(虚数)」は二乗するとマイナスになる数。イマジナリーナンバーとも呼ばれます。人類はいまだその実体を見ることはできませんが、現代科学の発展には欠かせない概念として、さまざまな分野で活用されています。

虚数という概念を知ったとき、私は目に見えない存在の中にこそ物事の真理があるのだと感じました。そして、それを科学が証明していることに、未来を感じたのです。

私たちが実践している自然栽培は、目に見えない微生物と植物が共生する世界と田畑を連動させることで、化学肥料や農薬を使わずに生姜を持続的に育てる農法です。

宗教のように語られることもありますが、私は自然栽培が持続可能な農法として確立していく過程で、必ず科学的根拠が明らかになると考えています。

 

かつて化学肥料は「魔法の粉」と呼ばれ、農業の発展に大きく寄与しました。

これからの時代は、魔法の粉ではなく、畑そのものが一つの生命体として呼吸する「魔法の畑」をつくる時代だと、私たちは考えています。

まだ道半ばではありますが、大志を抱きつつ、生命力あふれる美味しい生姜を皆様にお届けできるよう努めてまいります。

今後とも、i合同会社をどうぞよろしくお願いいたします。

 

2024年2月29日     i 合同会社    代表 榊原留美子

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